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車両運搬具とは

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車両運搬具は、乗用車やトラックなど、陸上で使う車両のことをいいます。
車両を購入したときの付随費用(付属品、手数料など)は、その車両の取得原価に含めます。

また、水上用運搬具は船舶、空中運搬具は航空機として処理します。

ややこしいものにブルドーザーやパワーシャベルなどの自走式作業機械があります。
車両運搬具と処理しそうですが、機械装置になりますので注意が必要です。
また、機械装置以外の事業で使うような器具や道具などは工具器具備品として処理します。

1.具体的には

車両運搬具の具体例には次のようなものがあります。

  • ・普通乗用車
  • ・軽自動車
  • ・トラック
  • ・バス
  • ・オートバイ
  • ・自動車
  • ・台車
  • ・フォークリフト
  • ・トロッコ
  • ・鉄道車両など

2.取得原価に含める、購入時に費用へ、どちらでもOK

経理実務では、社長用の自動車や営業用車両などを購入すると、車両運搬具として処理することになります。
自動車を購入すると、さまざまな諸費用(=付随費用)が発生します。
その諸費用は、車両の取得原価に含めるもの、購入時に費用にするもの、どちらの処理でもいいもの、の3つに分けられます。

取得原価に含めるものは次のとおりです。

  • ・付属品や特別仕様の装備品
  • ・検査登録代行の手数料
  • ・車庫証明代行の手数料
  • ・納車費用

購入時に費用とするものは次のとおりです。

  • ・自動車税 → 租税公課
  • ・自動車重量税 → 租税公課
  • ・自賠責保険料 → 支払保険料

どちらの処理でもよいものは次のとおりです。

  • ・自動車取得税 → 取得原価もしくは租税公課
  • ・検査登録費用 → 取得原価もしくは租税公課
  • ・車庫証明費用 → 取得原価もしくは租税公課

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