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固定比率とは

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固定比率は、会社の財務分析をするときの指標の一つで、安全性を見るために使います。
固定資産(建物、付属設備、車両など)と自己資本(返済の必要がない株主資本)の割合を比較して、固定資産に投資したお金が、自己資本でどれだけまかなわれているかを分析します。

長期にわたり事業で使用される固定資産を調達するときには、長期の資金調達か返済が不要な自己資本でまかなうのが、会社の資金繰りの面から考えて安全です。
たとえ、最新で高性能な固定資産を整備したとしても、それがすぐに現金を稼いでくれるわけではないですよね。

1.計算式と指標の意味

計算式は次のとおりで、一般的には、固定比率100%以内が望ましいです。

固定比率 = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100

固定資産の購入は、返済のある借入金でなく、返済のない自己資本でカバーした方が安全で、自己資本を超える固定資産への投資は、あまり好ましくありません。
先に述べたように、固定比率100%以内が望ましく、低ければ低いほどいいです。

また、固定比率と似た経営指標に固定長期適合率があります。
違いは、分母に固定負債を含めて計算するかどうかという点です。
日本では、固定負債を含めて計算する固定長期適合率の方が重要とされています。

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